ワタキューグループCSRトピックス:社会・品質への取り組み
2017.11.01
食べる楽しみをいつまでも提供するために、安全に配慮した介護食を追及しています
(「きざみ食」(左)と「モバイルプラス やわら御膳」(右)の比較 とんかつの場合)
日清医療食品は、噛む・飲み込むことが困難な方々にも、食事を楽しんでいただけるよう「ムース食」を2004年に開発。また、2016年には刻まない介護食「モバイルプラス やわら御膳」を開発しました。調理法の工夫や各種測定による数値化により、安全に配慮された“刻まない”高齢者食「黒田式ソフト食」の理論を用い、安全かつ見た目に美しく、味もおいしい料理が提供できる、新しい介護食です。
セントラルキッチンで、効率的に安定した品質の食事サービスを提供
(ヘルスケアフードファクトリー亀岡)
2015年10月、京都府亀岡市にて、日清医療食品では5カ所目となるセントラルキッチン「ヘルスケアフードサービスセンター京都」が稼働を開始しました。従来の施設内調理から集中調理へ移行により、少子高齢社会における労働力不足に対応し、全国のセントラルキッチンの献立を共有することで、安定した品質を確保し、不測の事態での供給力の確保や品質の恒久維持に努めます。
2017年8月には、同センターに隣接して「ヘルスケアフードファクトリー亀岡」が竣工。同社ブランド「モバイルプラス」の1日10万食の製造を見込む、国内最大規模のセントラルキッチンです。「モバイルプラス」はクックチル方式(調理加熱後、急速冷却し、チルド帯で保存・配送。提供時に再加熱する調理方法)により調理し、契約先へ配送する食事サービスです。献立作成・発注・検収・下処理・調理などはセントラルキッチンが担い、病院さま、施設さまの厨房では、再加熱や和えるなどの簡単調理のみ。少ない労働力で、医療・福祉版の常食・全粥・各種禁止食、さらには行事食など多彩なニーズに合わせた食事提供が可能です。
新工場はビジネスモデル転換のフラッグシップと位置づけ、無人配送車・コンベア・自動倉庫などの最新設備を導入、工程の自動化・ライン化を図ることで、徹底した効率化・省人化を追求し、働きやすさや快適性にも配慮しています。2017年12月に本格稼働し、近隣地域からの採用を進めるとともに、災害時の施設利用の協定を締結するなど、地域への貢献にも取り組んでいます。
概要
住所:京都府亀岡市大井町並河亀ヶ渕48,46
「ヘルスケアフードサービスセンター京都」
建物面積:1,980㎡
製造数:10,000食/日
「ヘルスケアフードファクトリー亀岡」
建物面積:15,200㎡
製造数:100,000食/日