ワタキューグループCSRトピックス:地域社会・安全への取り組み
2017.11.01
佐倉工場は、地域活性化に貢献する、働く人にやさしい工場です
2016年7月、千葉県をはじめとする南関東地区の新たな生産拠点として、佐倉工場が稼働を開始しました。就業人員は約160名。地元での雇用創出はもちろん、企業立地促進、生産年齢人口の流入を重要施策としている佐倉市への派生経済効果も含め、地域への貢献が期待されています。
佐倉工場は「人にやさしい工場」を目標に、古久根建設の設計・施工で建設が進められました。安全柵、キーロック、パイロットランプの設置、無人ラインのモニターでの監視など、基本的な安全のための設備を網羅しています。洗剤原液の自動投入システム、バッチワッシャー(洗濯脱水機)はパススルー式全自動を採用するなど、安全確保と省力化を目的とした新しい設備の導入も行いました。
また、天井近くにエアシューターを配管、全乾燥品をエアシューターにて仕上げ場へ搬送することで、省スペースと効率化に。換気量を多く、換気方向を一方通行にすることで、風を感じられる涼しい工場に。さらに工場内に保育施設を設置、畳敷きの休憩スペースなど、働きやすい環境を整備しています。
環境面への配慮としては、天然ガスボイラの採用をはじめ、工場内全ての洗濯排水熱を回収するシステム(連続洗濯機からの排水熱で給水を温め、ボイラエネルギーコストを削減)、エネルギー効率の高いガス式全乾燥機などの導入により、省エネルギーを図っています。排水処理施設には、急速濾過装置、活性炭吸着装置(水質に問題ないため未使用)を設置して基準を厳守。将来の排水基準にも対応可能となっています。
佐倉工業団地連絡協議会に加盟し、会合や清掃活動に参加するなど、地域とのコミュニケーションも積極的に行い、快適で安全な工場で、働く人に魅力のある職場とし、人材の確保にもつなげていきたいと考えています。
使用した水は可能な限り再生、再利用します。排水も定められた基準を厳守しています
最新の省エネ型ボイラ
広く明るい食堂
概要
住所 | 千葉県佐倉市太田2464-1 |
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構造 | 鉄骨造 地上4階建 |
延べ床面積 | 約15,175m2 |
生産処理能力 | 最大40t/日(病院リネン25t、ホテルリネン15t) |
地域に密着する企業だからこそ、地域行政機関との連携を大事にしています
(亀岡市総合防災訓練にてヘリコプターを用いての空輸訓練)
日清医療食品は、2017年8月26日、「平成29年度 亀岡市総合防災訓練」に参加、緊急物資輸送としてヘリコプターを活用して濃厚流動食の空輸訓練を実施しました。展示ブースでは、空輸訓練で搬送した濃厚流動食の地域の皆さまへの配布や、過去の災害時の対応をパネルにて展示しました。
また、10月17日、京都府警察亀岡警察署と、「災害時における施設等使用に関する協定」を締結しました。災害時に亀岡署の庁舎が被災するなど、機能が維持できなくなった場合に、「ヘルスケアフードファクトリー亀岡」(2017年8月竣工、12月稼働予定)の会議室および社員食堂の一部と社員駐車場を代替施設として使用する、というものです。同工場は駐車場にヘリポートを設置、壁を地面に直接埋め込むなどの耐震化を施しています。
日清医療食品は、災害対応の4つの柱として、①非常用備蓄倉庫の設置 ②災害時献立の考案 ③ヘリコプター運用会社との契約締結 ④通信手段の強化 を推進し、体制を整えています。地域の皆さまの安心・安全への貢献とともに、日本の医療・福祉を支える一員として、さまざまな防災・災害対策にこれからも積極的に取り組んでいきます。
(亀岡警察署署長とヘルスケアフードファクトリー亀岡工場長との調印式の様子)