ワタキューグループCSRトピックス お客さまとともに:食の安全・安心
2015.11.01日清医療食品は、食のなかでも最も安全・安心が求められる医療・福祉向けの食事を提供する企業として、食材の仕入れから提供まで厳しいチェックの仕組みを構築し、三度の食事を365日、欠かすことなくお届けするための体制を強化しています。
日清医療食品の安全への4つの取り組み
- 事業所からの要望に応えるため、一つひとつの商品についてメーカーと協議を重ね、試食の実施・商品情報等を確認し、独自の基準にて仕入れを行うかどうかを決定しています。
- 商品決定後、商品情報・トレーサビリティーの確認・工場監査及び第三者機関による検査(細菌・残留農薬等)を行い、社内基準をクリアした商品のみ仕入れ販売しています。
- 仕入れ後の商品は、定期的に仕入先さまの品質担当者さまと直接お会いし、品質管理状況の確認、情報交換を行う場を設け、より良い商品をお届けできるような体制を構築しています。
- 事業所での安全は、全国約150名の衛生委員が3カ月毎に各施設を巡回して衛生管理の実態をチェックしています。
月1回スーパーバイザーによる点検や、定期的にチーフ会議にて衛生面での研修を実施。さらに衛生管理室による定期的な衛生点検を実施しています。
食の安全・安心フロー図
高品質で多彩なサービスを提供
多様化するニーズへの対応の一つとして、日清医療食品は、クックチル商品である「モバイルプラス」を全国のセントラルキッチンで提供しています。各現場での調理負担を軽減するとともに、喫食者のQOL向上につながる商品になります。
また、各メーカーさまにご協力をいただき、噛む、飲み込むことが困難な方に向けての商品もさらなる充実を図っています。
さらに在宅療養や予防医学のニーズの高まりを背景に、自宅で過ごす方々に食事をお届けする「食宅便」を展開しています。メニューのバリエーションの豊富さに加え、これまで培ってきた栄養管理、品質管理などのノウハウを活かした「ケアシリーズ」は、塩分制限や、カロリー制限を必要とする方はもちろん、生活習慣病の予防・改善にも役立つとして、好評をいただいています。
モバイルプラス イメージ
日清医療食品の災害時の取り組み
事業継続に向けて、4つの施策を強化推進しています。
- 非常用備蓄倉庫の設置
全国13ヵ所に「非常用備蓄倉庫」を設置し、非常用品や消耗品を備蓄しています。 - 災害時献立の考案
火や水を使わずに食べられる「災害時献立」を3日分備蓄することをお客さまに提案しています。 - ヘリコプター運用会社との契約締結
陸路が寸断されても物資運搬ができるよう、ヘリコプター運用会社2社と非常時対応契約を締結しています。 - 通信手段の強化
ヘリコプターでの物資輸送訓練全国の支店にMCA無線、大容量の蓄電池を配備。被災状況を素早く確認するため、ご契約先事業所責任者さまの携帯電話を利用した「安否確認システム」を導入しています。
地震対策マニュアル(左:厨房用 右:本社支店用)
2011年3月に発生した東日本大震災で判明した課題を解決するため、マニュアルの全面改訂に取り組みました。今後、震度6弱以上の地震発生時には、このマニュアルに沿って本社・支店・ご契約先事業所が連携しながらの対策が実施されます。