ワタキューセイモア株式会社

CSRレポート

ワタキューグループCSRトピックス 地球とともに:安全衛生

2015.11.01

CSRレポート

旭川工場は、道北地域の主力工場であり、環境面、安全面、さらに社会面でも最先端の要素を取り込んだ施設です。厳しい自然環境とも、地域とも調和することを意識し、お取引先、お客さまに最高品質のサービスをお届けします。

最新の環境対応

2014年5月に竣工したワタキューセイモア北海道支店旭川工場は、グループ会社である古久根建設がすべての工事を請け負いました。冬はマイナス25℃にもなり、夏は34℃にもなるという気候条件に鑑み、空間を大きく取り工場内の空気量を多くしたことにより「熱しにくく冷めにくい」構造としています。通常は屋外に設ける集配トラックのヤードを建物1階の屋内に配置し、外気を遮断することで、積雪寒冷な冬季でも効率的な積み卸しが可能な環境を構築しました。

また冬季は、天井付近に滞留する熱気を1階の入荷場や出荷場に吹き降ろす循環送風により、外気温は氷点下20℃でも工場内は防寒着など着用しなくても作業できるため、エネルギーを消費する暖房装置を設置していません。

このほかにも、工場内の機械設備に供給する熱源であるボイラーの燃料には、道北地域の大型工場では初めてLNG(天然ガス)を採用しCO2の排出量を抑えています。

今回、乾燥機では日本初の試みとして、排出蒸気ドレンの自己熱回収システム(単体での排熱回収)を搭載しました。これによって無駄な熱の放出を防ぎ、エネルギー効率を上げ、環境負荷を減らしています。さらに将来的には洗濯排水を50%以上リサイクルできるよう新水用の設備に加えてリサイクル水用の設備も設置できるように設計しています。

工業団地内と言うこともあり騒音や振動に関する規制はありませんでしたが、ボイラーの煙突には吸音煙導「スーパーサイレンサー」を全国で初めて採用し、ガスボイラー特有の燃焼音の低減に効果を発揮しています。

工場自体の環境配慮

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安全面も充実。地域の雇用も支える

工場内機械設備の危険と思われる箇所はすべて黄色くペイントして注意喚起し、安全柵は容易に足をかけられない、また入りこめない高さに設計しました。

また、連続式洗濯機周りの安全対策として、スリングバッグから連続式洗濯機への投入時や脱水機からリフトコンベアの間に中継コンベアを配置することで、昇降動作時の危険を回避しています。

さらに床材の色を変えることで「作業エリア」と「通路」を識別しやすくしています。床材には長尺塩ビシートの「グラニット」を選定し、立ち作業時の疲労軽減を図っています。この床材は、台車の転がり性能が良いのに加え滑りにくく、また耐薬品性能も持ち合わせ、塩素などを使用したモップ清拭消毒も可能です。

新工場では、閉鎖した協力工場から全社員56名を引き継ぎ、欠員分は地元で新規雇用しました。最寄り駅は時間帯により電車が止まらないなど交通が不便なため送迎バスも運行しています。

労働安全衛生面での取り組み

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省エネルギー目標達成に全社で取り組んでいます

ワタキューセイモアは、2010年施行の改正省エネ法により、一定以上のエネルギーを使用する特定事業者指定を受け、それまで一定規模以上の工場ごとに行っていた省エネの取り組みやエネルギー使用の届出を、全社を挙げた取り組みに位置づけました。

中長期目標を設定して諸施策に取り組み、実績を上げています。

生産部門エネルギー原単位

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